• 10月 15, 2026

目が乾く・しょぼしょぼする|ドライアイの受診目安と秋冬の注意

監修医師:くろかわアイクリニック 院長 新留 翔一朗

暖房を使い始める季節になると、目の乾きやしょぼしょぼ感が気になることがありますね。空気の乾燥だけでなく、画面を見る時間、コンタクトレンズ、ほかの目の病気などが関係することもあります。

続く不快感や生活への支障があれば、ドライアイと決めつけずに眼科で相談しましょう。このページでは、秋冬に見直したい環境と、受診時に伝える情報、早めに相談したい変化を整理します。

急な視力低下や強い目の痛みは、予約日を待たず速やかに医療機関へ相談してください。見え方に異常があるときは、自分で運転しないでください。

乾きが気になったら、3つの整理。症状を記録:いつ・どちらの目・どんな不快感。環境を見直す:空調の風・画面・コンタクト。続くなら相談:生活の支障や市販薬の使用も伝える。強い痛み・急な見え方の変化は、乾燥と決めつけない。
強い痛み・急な見え方の変化は、乾燥と決めつけない。 図の要点は本文でも説明しています。

乾くだけでなく、見え方や不快感も記録しましょう

ドライアイでは、乾燥感だけでなく、ゴロゴロする、疲れる、かすむといった症状がみられることがあります。ただし、似た症状を起こす病気はほかにもあるため、症状だけで原因は確定できません。目やに、かゆみ、充血、痛みの有無も一緒に伝えましょう。

「夕方に強くなる」「画面を見ているときに気になる」「コンタクトレンズを外すと変わる」など、時間帯や行動との関係は診察の手がかりになります。症状の強さを点数にしなくても、仕事や読書を続けにくいといった生活の困りごとで伝えられます。

片目だけか両目か、いつから続いているかも分かる範囲で整理してください。使っている目薬の名前、点眼する回数、コンタクトレンズの種類や装用時間も確認しておくと、相談しやすくなります。気になる点を全部覚えておく必要はなく、短いメモで十分です。

くろかわアイクリニックの診察室
当院の診察室。公式サイトの院内写真を掲載しています。

秋冬は、空調の風と画面を見る時間を見直します

乾燥した空気やエアコンの風は、目の表面から水分が失われやすい環境につながります。風が顔に直接当たっていないか、職場や自宅の座る位置を確認してみましょう。加湿は室内環境に合わせて行い、機器を清潔に管理することも大切です。

画面を集中して見ていると、まばたきが減ったり、十分に閉じないまばたきになったりすることがあります。作業を区切って遠くを見る、意識してまばたきをするなど、目を休める時間を作りましょう。休憩を取っても不快感が続くときは、環境だけの問題と考えないでください。

コンタクトレンズ使用中の乾きは、装用時間やレンズの状態も含めて相談します。痛みや充血、見えにくさがある場合は装用を中止し、早急に眼科へ相談してください。レンズを付けたまま目薬だけで対処し続けることは避けましょう。

セルフケアだけで、様子を見続けないために

乾きやしょぼつきが繰り返す、仕事や読書に支障がある、市販薬を使っても改善しない場合は眼科で相談してください。何日待てばよいかを一律に決めるより、症状の変化と生活への影響を目安に考えることが大切です。

強い痛み、急な視力低下、強い充血、光をつらく感じるなどの症状は、単なる乾燥と決めつけず、速やかに眼科や救急医療機関へ相談・受診してください。見え方に異常があるときは自分で運転しないようにしましょう。

市販薬や処方薬の種類によっては、使い方や継続の判断が異なります。この記事は目薬を選ぶための処方ガイドではありません。処方されている点眼薬や内服薬は自己判断で中止せず、薬の名前と困っている症状を医師へ伝えてください。

くろかわアイクリニックの検査室
当院の検査室。公式サイトの院内写真を掲載しています。

眼科では、涙と目の表面を確認します

診察では、症状や生活環境を聞き、目の表面や涙の状態などを調べます。必要な検査は一人ひとり異なり、検査の一項目だけで症状のすべてを説明できるわけではありません。乾きに似た不快感を起こす別の原因がないかも確認します。

当院の検査や治療の基本は、ドライアイの公式案内をご覧ください。点眼やその他の対応は、目の状態に合わせて相談します。このページでは、特定の治療を選ぶ前の、受診につなげる準備を扱っています。

乾き以外の症状や一般的な診療範囲は、一般眼科・主な目の病気の案内でも確認できます。受診時には、症状のメモ、現在の眼鏡や使用中の点眼薬の情報、お薬手帳など、分かるものをお持ちください。

目の乾きは、我慢することが習慣になってしまうこともあります。環境を整えながら、続く不快感や生活の支障を言葉にしてみてください。「乾くだけだから」と片づけず、原因を確かめる相談につなげましょう。

この記事の監修医師

くろかわアイクリニック 院長 新留 翔一朗

くろかわアイクリニック 院長

新留 翔一朗

日本専門医機構認定 眼科専門医。鹿児島大学卒業。東京医科大学病院眼科、東京医科大学病院茨城医療センター助教などを経て、くろかわアイクリニックを開院。日本眼科学会・日本緑内障学会所属。

院長の経歴・資格とクリニック紹介

参考にした情報

この記事は一般的な情報であり、個別の診断や治療方針を決めるものではありません。症状や治療については、診察でご相談ください。

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